今月の《アドバイス》
複合経営化(経営の多様化)における人材育成の課題
次代を担う管理者像を探る
望まれる人材の条件
<一専多能の燃える人間>
職務能力としての自分のバックボーンとなる専門のスキルは必要ですし、職業人としても哲学を養うた
めにも、それは大切です。しかし、決してそれだけに満足してはいけないので、関連領域についても広
げていくことが重要です。
その過程で独創的な発想も生まれてくるし、異質の世界の人たちとの人脈も構築されていきます。つまり
「一専多能」ということです。
昨今、欧米、日本でエンプロイアビリティ(他で雇用される能力)が重視されてきているのも当然と
言えましょう。
そして役に立つ人は「燃える」ことのできる人間です。元京都大学総長の平澤 興先生は
「生きることは燃えることなり。
賢いと燃えることはできない。
燃えるためには愚かさがいる。
愚かさには力がある。」
と言っておられます。
<リーダーとしても究極の能力は「人望」>
リーダーとして最も大事なものは「人望」ということになりましょう。
わたしは日本では「人望は究極の能力」と考えています。アメリカの企業経営者、管理者に期待する条件として
「インテグリティ(integrity)」があげられます。辞書に依れば「高潔な品性」とか「清廉、正直、誠実」
などとなっていますが、これは『魂の経営』(ジャック・ホーリー)という本の中に、「一貫性」「勇気」
等の意を加え、かなり掘り下げて論じられています。
私はこれは「人望」と相通じるのではないかと思っております。
講師 江頭 年男 氏 第43回「日産訓人材開発全国大会」の特別講演から抜粋
続く・・・